脱毛器でヤケド、がんになる恐れは

脱毛器は、専門知識も技量も持たない一般人でも使えるので、安全性に関しては基本心配無用ですが、絶対大丈夫とはいえないです。現に使用者の中には、ヤケドした、発赤して腫れが現れた、と訴える方がいます。しかし、厳しい事をいうようですが、トラブルが起きたのは、脱毛器の問題というよりも、使用者の問題です。

たまに一部のエステや医院でヤケド事件が騒がれますが、あれは明らかにマシンの問題ではなく、使用していた人の不手際が原因です。この場合はパワーの加減を誤ったのが直接原因ですが、脱毛器の場合も加減を強くし過ぎたのもあるでしょうし、他にはやってはいけない状態でやってしまった事が考えられます。

ヤケドをした人の話をよく聞くと、真っ黒に焼けた肌に使った、敏感肌にも関わらずケアを怠っていた等、トラブルが起きるのは必然と言わざるを得ない状況で使っているのが分かります。脱毛器の光は、黒を熱し、中の水分を飛ばしますから、日焼けに使えば肌まで熱され、刺激から守る水分が減って、当然、ヤケドします。

いくら弱いパワーしか出せないと言っても、正しく使わなければヤケドは起こり得ます。日常でお世話になっている電子レンジでも、生の卵に熱を加えたら、爆弾のように、中身が飛び散り散々な状態になります。正しい使い方を続けているからこそ、日々の生活に役立てられるのです。

日焼けの落ち着いた肌に使う、クリームで上から保護しておく、等説明書にある注意を読んで、言う通りに守れば大丈夫です。そして発せられる光に当たり続けたら、がんに罹るかですが、全く心配ないです。がんに罹らせるのは紫外線ですが、光やレーザーで使われるのは赤外線に属した物ゆえに、大丈夫だとの結論を下せます。

ただ、別名、良性腫瘍であるホクロや、弱った部分に出るシミに当てると、がんに変わる恐れが僅かに生まれますので、シール等で保護しておく必要はあります。

当てた時に感じる痛みは我慢できる?

脱毛器は、体毛を熱して脱落を促すと聞くと、不安に思うのが痛みの大きさです。我慢できる程度ならまだしも、悶絶するくらい苦しいと使うのを躊躇してしまいます。悶絶は流石にないですが、少々嫌な感覚は有るかもしれません。

ウデやアシなら大して痛くないですが、ワキやアンダーヘアは冬に、静電気が指に伝わった時のような痛みが走ります。

痛いのは、黒い色を多く含み、しっかり根を張ったムダ毛がたくさんある事、肌が黒ずんでいる事、皮膚が薄い事が、理由に挙げられます。

黒だけを熱する光なため、黒が多ければそれだけ、熱量が増えて痛覚を刺激します。また、肌は厚い方が刺激に強く、薄いと弱いので、皮が元から薄いワキやアンダーヘアは痛みを感じやすいです。そしてパワーも痛みの大きさを決める要素として示せます。

パワーレベルは調節可能で、光タイプやレーザータイプの脱毛器は、両方とも、レベル1から10まで、1から5までと言う風に、ある程度幅を持たせています。1から中間までは、平気でいられますが、最大まで上げると、まるで針で突かれたのと似た感覚を味わいます。

レベルを落とせば痛みがない代わりに、効果が薄れるので、最終的にはMAXパワーを出しても平気なように肌を慣れさせるのが対策として有効です。ですが、最初に述べた、ワキやアンダーヘアは、色々痛くなりやすい条件が重なって、慣れるのに時間がかかるかもしれないです。

どうしても無理ならば、個人輸入でエムラクリーム等の皮膚表面の感覚を麻痺させる薬品を塗るのも手です。

ほくろ、乳輪、タトゥーの上から使っても平気でいられるか

肌に当てても問題ないとされる脱毛器を、ほくろ、乳輪、タトゥーの上から使っても同じ事がいえるかは疑問です。

これらに共通しているのは周りよりも黒い事で、肌以上に色が濃いとまずい訳です。何故なら、脱毛器で使われる光やレーザーは、黒い色に熱を持たせてムダ毛にダメージを与えます。ムダ毛だと認識できている訳でなく、あくまでも機械的に淡々と黒い物を熱するだけです。
よって、濃い色をした、ほくろ、乳輪、タトゥーも、区別せず、無感情に一緒に焼きます。

するとムダ毛のように、熱を強く帯びますから、ヤケドするトラブルに見舞われかねません。それに加え、ほくろ、乳輪は元から刺激に弱い性質を有する事から、がんリスクも生じて恐ろしいです。タトゥーの場合、色が取れて、前に比べて薄れる恐れも考えられます。

ちなみに太陽でコンガリした肌も黒い色が増えている理由で、処理は、元に戻るまで禁じられています。店や医院でも光を当てる前に、ほくろ、乳輪の上、タトゥーを避けるので、脱毛器も、倣うのが妥当です。処理したい所に、ほくろ、乳輪、タトゥーがある時は、エステやクリニックがやっているのと同じように、テープや絆創膏等で完全に隠してから行いましょう。

できればトラブル回避を第一に優先して、光の照射自体を止めた方が良いです。どうしても生えた毛を無くしたい場合は、ワックスで剥がしたり、クリームを塗ったり等の、従来の方法に切り替えます。

この方法ですと再生は止められないため、効果はしばらく経てば元に戻りますが、都度処理の方が、リスクなしです。

起こり得る具体的なスキントラブル

外に出ずに一人でムダ毛の勢いを抑制可能な脱毛器は、ちょっとした合間にも使え、便利です。しかし、危険性は残されていて、正しく扱っても、極めて低確率とはいえ、スキントラブルは起こり得ます。1番起こしがちなトラブルが、熱を想定以上に浴びて皮膚の水分が一気に蒸発した際に生じるヤケドです。

ムダ毛を損傷させられるのは、レーザーやフラッシュの、黒に呼応する光をショットするためです。何度もショットするうちに、ムダ毛の根部分がだんだんと元気をなくすので、やがて伸びて来なくなります。ムダ毛が濃い色をしているほど、黒に呼応する率が上がり熱をたっぷりと吸い込みます。

特に、ワキ、アンダーヘアにある物は、黒く丈夫で、熱をたっぷり吸いこむ分、肌にも影響が及んで、酷いとヤケドを生じます。

前もってアイシングや、保湿ケアを済ませておいたり、弱いパワーに設定して慎重に行うと安心です。

光は黒に呼応するため、全身の色が生まれつき濃い人、レジャーに出掛けて焼けた人が使うと、肌も熱を吸い込みます。ヤケドする恐れが生じるため、エステやクリニックでは、肌の色次第では御断りします。

脱毛器の場合は、生まれついて肌色が濃い目の人はパワーレベルを抑え、日焼けに対しては、そもそも焼かないように、ケアアイテムや傘等で工夫を施します。ヤケドの次に起こしやすいトラブルは、ケアの怠りで生じる発赤、痒みです。

脱毛器から発射される光熱は、ムダ毛のみでなく、肌の水分も少なからず奪います。業務用に比べれば大した熱を出せないといっても、熱量はムダ毛の数に比例します。たくさん処理できた所はそれだけ、肌に熱を持たせる事になり、水気も飛びます。

従って、処理後は保冷剤を当てて昂った神経を鎮めたら、クリーム等を塗り、水気が外から逃げるのを防ぐケアをしておきましょう。きちんとケアしたのにも関わらず、発赤、痒みを引き起こしたら、次回以降は、パワーレベルを落として、もう少し刺激を減らしてみます。

扱い方だけでなく、ケアにも気を配るのが、スキントラブル予防に重要です。

ワキ特有のスキントラブルも存在する

脱毛器限らず、エステ、クリニックでも有り得ますが、ワキを処理した後、稀に、特有のスキントラブルに遭うケースが存在します。具体的には、汗が異様に吹き出して来るといった現象です。出ていた汗を受け止め吸い込んでいたムダ毛が減る事で、汗がしたたり落ちるようになったのです。

また、脱毛器により与えられた刺激で、汗腺が元気になってしまったのも原因として考えられます。服を着ていると脇の所だけがクッキリと目立ったり、汗が下まで伝って、わき腹あたりがぐっしょり濡れたりと、日常生活に差し障りが出ます。

対策は、制汗剤アイテムで出て来る量を抑えたり、夏はノースリーブを着用して染み跡を防ぎ、汗をかいたらシートで拭いたり、こまめに着替える等が挙げられます。また、処理したのをきっかけに、これまで無かった嫌な臭いが、漂ってくるスキントラブルも存在します。

臭いの正体は、ムダ毛が消えてぽっかり空いた毛穴に溜まった汚れを、好物とする雑菌が食べて増えた事で生じた代謝物です。汗を減らせば勢いづいた雑菌を押さえつける事が可能なので、やはり制汗剤アイテムで対策するのが有効です。

皮脂の生成を抑えるのも大事で、ラーメン、肉料理等のこってり系統の物を食べないようにして、野菜を意識します。特にブロッコリー、ピーマン、かぼちゃ、ホウレンソウ、ねぎ等がよく効き、肌を健やかにする意味でもぜひ摂取して欲しいです。

飲酒、喫煙は体の調子に変化をきたして、免疫を落とし、臭いをきつくするので、嗜まない方が良いです。

入浴時では、シャワーだけでは足りず、湯船にしばらく浸かった方が、程良くふやけて洗う時に毛穴汚れが取れます。ワキへのリスクも、稀とはいえ、存在すると踏まえて、脱毛器を御検討下さい。